施工実例集

“光と風を導く階段”と“生活動線に配慮した階段” 2つの階段がある木造3階建ての家

1. 幅約3.2m足らずの建物を見て、誰もが狭くて暮らしにくいのではないかと想像するH邸。だが、玄関を開ければその印象はみごとに覆される(写真はすべてH邸)

22坪の土地を有効に活用した
木の温もりあふれる在来木造住宅

新居を建てるにあたり、土地探しをしていたHさん。なかなか条件に見合う土地が見つからず、ご実家の隣にあったスペースに家を建てることを検討されたそうだ。だが、このスペースも約22坪しかなく、奥行きには長いものの間口はわずか4mという狭小地。必然的に3階建てを計画することに。

木の温もりを感じられる家にしたかったというHさん。鉄骨やコンクリートではなく、木造在来工法のカバヤホームに相談してみたところ、3階建てもOKと聞き、具体的な設計を依頼。限られた敷地の中で、少しでもゆとりのある空間と明るさを確保したいという思いを託されたそうだ。

こうした都市型3階建ての場合、住宅が密集しているため、単純に窓を大きくすれば、今度はプライバシーの問題が浮上してしまう。また、構造の強さが求められるため開口部に制限も加わる。住宅会社にとっては、まさに設計力が問われる場面だ。

それに対してカバヤホームが出した答えは、“2つの階段”。H邸のような奥行きのある住宅の場合、生活動線を考え、建物中央に階段を設けるのが一般的だ。それを残した上で、あえてもう一つの階段を建物前面側につくり、階段ホールを光と風の通り道にしたのだ。一見すると、スペースがもったいなく思えるが、実は生活空間は犠牲になっていない。2階にLDKをレイアウトしたH邸では、これが来客用の階段となり、1階に無駄な廊下を設けないで済むのだ。

「家に来られた方は、“想像よりも広いね”って言われますね。風もよく通って気持ちのいい家になりました」とHさん。「営業、設計、大工さん、皆さん良くしてくれるので、家を建てるならカバヤホームだと思います」と付け加えていただいた。

木造の自由度の高さを活かした3階建て

階段下につくられた書斎スペース

限られた敷地に建てられることの多い3階建て住宅。いかに効率よく空間を利用するかが、住み良さの決め手になったりするもの。その点、同社は木造ならではの自由度の高さで、細やかな提案をしてくれるのがうれしいところだ。
また、同社ではスペースを有効に使うために、造作家具なども制作してくれる。スペースにゆとりがあればよいが、そうではない場合、既製の家具ではなかなかピッタリのものは見つからない。大工仕事で建てる在来木造住宅のよさが活かされる場面だ。

■H邸
●1階床面積/36.95m2
●2階床面積/38.40m2
●延床面積/113.75m2(34.4坪)

「どんな土地でも一度ご相談ください」

設計 守谷 和弘

「今回のH邸は条件的には厳しい土地で、お施主様も本当に建つのかどうか、ご心配だったのではないかと思います。もちろん建てるだけでなく、住みよい家にするのが私どもの仕事ですから、今回は階段を2つ設けるという特殊な提案をさせていただきました。ご入居されたHさんにもご満足いただけたようで何よりです。住宅を建てる場合、土地の形状だけでなく、様々な法令等によって制約を受けることも多いですが、これからも住みよさを大切にした家をつくっていきたいですね」。

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